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消費者スマイル基金が初めて挑戦したクラウドファンディング「防ごう!悪質訪販リフォーム」でお預かりした寄附金を以下の3団体に助成しました。

  • 消費者支援ネット北海道(助成額205,000円)
  • 大分県消費者問題ネットワーク(助成額180,000円)
  • 消費者市民ネットとうほく(助成額115,000円)

 消費者スマイル基金が初めて挑戦したクラウドファンディング「防ごう!悪質訪販リフォーム」では、支援者の皆様から寄附金額27万7,000円をお預かりしました。当基金からの助成額22万3,000円をこの寄附金額に合算し、助成上限額を50万円として、6月25日から7月20日までの間、「悪質な訪販リフォーム被害防止活動」を行なう3つの消費者団体から助成申請がありました。 当基金理事会の承認を得て、8月末に以下の助成を実施しましたので、お知らせ致します。

  1. 消費者支援ネット北海道(助成額205,000円)
  2. 大分県消費者問題ネットワーク(助成額180,000円)
  3. 消費者市民ネットとうほく(助成額115,000円)

助成の対象としたそれぞれの活動内容の概要は以下の通りです。

1.消費者支援ネット北海道

『欠陥住宅・悪質リフォームでお困りの方へ-特別無料相談会開催-』

  1. ①臨時の電話相談窓口を設置し、消費者からの相談を受けます。
    具体的には、欠陥住宅被害について取り組んでいる欠陥住宅被害さっぽろ連絡協議会(一級建築士や弁護士により組織されている団体)と共催で、2025年10月4日(土)午前10時~午後4時に特別相談会を実施します。
  2. ②建築知識が豊富な一級建築士と法的助言が可能な弁護士とが一緒に被害相談に応じることで、被害者の支援に繋がると同時に、不安を抱える消費者へ被害の未然防止に寄与し、具体的な被害内容に即した適切なアドバイスと支援を提供します。
  3. ③詳細は、消費者支援ネット北海道のホームページ「悪質なリフォーム・欠陥住宅などでお困りの方へ 特別相談会を実施します。」をご覧ください。

なお、多数の消費者へ被害が広がる可能性がある事案の情報が寄せられた場合には、適格消費者団体としての差止請求や申入れ活動などを検討します。

内閣総理大臣認定 適格消費者団体・特定適格消費者団体
特定非営利活動法人 消費者支援ネット北海道 
https://e-hocnet.info/

2.大分県消費者問題ネットワーク

『クーリング・オフはできないと説明する行為の是正を求める差止請求訴訟』

  1. ①本事案の相手事業者は、消費者宅を訪問し、外壁塗装等の勧誘を行いますが、消費者が契約の申込みまたは承諾をすると、契約書に署名・押印をさせ、封筒を渡して事業者の事務所に送付させるなどして、特定商取引に関する法律(特商法)の訪問販売に当たらないと主張しておりました。
  2. ②そのため、消費者がクーリング・オフを行使しても、事業者はクーリング・オフはできないという対応をしていました。
    しかし、訪問勧誘時に消費者が契約の申込みをし、または事業者の申込みを承諾したのであれば、訪問販売に該当することは明らかです。
  3. ③事業者が契約書等を事業所に郵送させる行為は、訪問販売に該当しないような外観を作出して、特商法のクーリング・オフの適用を潜脱する点に主たる目的があったというほかありません。
    よって、消費者に対しクーリング・オフできないと説明する行為は不実告知であり差止を求めたものです。
  4. ④当団体からの申入れに対し相手事業者は上記主張を繰り返し、申入れに応じようとはしませんでした。
    そのため適格消費者団体として、2023年9月6日、大分地方裁判所に差止請求訴訟を提起しました。
  5. ⑤2025年年9月8日、訴訟上の和解が成立しました。
    (詳細は、後日、当団体のホームページに掲載予定です。)
  6. ⑥長期にわたる訴訟係属の間、弁護士はほぼ無償で協力してくれました。
    団体としては、熱心に活動を支えてくれている弁護士に費用の一部を支払いたいと考えます。

内閣総理大臣認定 適格消費者団体
特定非営利活動法人 大分県消費者問題ネットワーク
http://oita-shohisyanet.jp/outline/index.html

3.消費者市民ネットとうほく

くらしのレスキューサービスや悪質な訪販リフォーム・点検商法をテーマとする学習講演会の開催 題目『トイレ・水回りのトラブル等につけこむぼったくりレスキュー商法の被害実態とトラブル予防・対処法-悪質訪問販売のワナから身を守る!-』

  1. ①宮城県ではレスキュー商法被害が増加傾向にあり、さらに地震や大雨といった自然災害後の悪質な訪販リフォーム被害や保険代行申請の被害等は後を絶ちません。そこで、被害の未然防止のための学習講演会を開催することで被害の実態を学び、消費者への注意喚起を促す活動を行います。
  2. ②実施日:2025年10月18日(土)10:30~12:30
  3. ③会 場:仙台弁護士会館4階(Web併用)
  4. ④ウェブサイトや記者へのプレスリリース、有料広告等で拡散
  5. ⑤対象は、一般消費者、消費生活相談員、弁護士、行政職員 等
  6. ⑥こちらもご覧ください。 25年度10月講演会チラシ.pdf

内閣総理大臣認定 適格消費者団体
特定非営利活動法人 消費者市民ネットとうほく
https://www.shiminnet-tohoku.com/

以上をご報告致します。

 クラウドファンディング「防ごう!悪質訪販リフォーム」にご支援くださった皆様のご寄附は、各団体の上記活動を通して、今後の被害の未然防止、拡大防止に役立たせて参ります。